そんなの中身だろ
学会で発表会があったところ、うーむ、やはり英語の総攻撃は難しいですね。
日常的な業務や議論とは違う、また独特のアカデミックさがある。
そんなこんなを自己紹介したての日本から来ていた大学教授に相談する。
その方もどうやら苦労されているようだが、きっと幾多の修羅場をくぐってきたのでしょうか。
中身で勝負せよ、との言葉、いただきました。
そもそも普段は学者先生方と接する機会など無いので、たまには学生身分として教えを請うのは、また脳が洗われるようである。
一段と高みの議論を見させていただき、また勉強するかと思った次第。
あいだに立つって大変ね
日本人だが、日本の中で働いているのでなく、ミャンマー側に寄り添って働く。
だからときに主張がミャンに寄りすぎることもあるようなのだが、それだけだとただの甘やかし。
時に厳しく、いや、それはちゃんとやりなさいよ、と。やってみせよう、ほととぎす。それがおそらく、JICA的支援の特徴、と自分なりの解釈。
「You are in between.」
厳しくあたるのも、またその先のため。
どうせならフルスイングの三振だ
幾多の交渉を乗り越えられてきた方からいただいたお言葉。
「交渉事はフルスイングだよ、はっ、はっ、は。」
死して相手に脅威を与えられないと次はなし。
へなちょこスイングでは次の機会もまた剛速球であえなく倒れる。
常に壁に押し戻されるのですが、まずはフルスイングできるだけの体力を養わなければ、そこに至れないのもまた事実。
はてはて、打席はこの先何回あるのか知らないが、まぁまずはそれだけ用意しとかんと毎回三振てことなんですかね、勉強します。。
思い直し
多忙を理由に書く事を避けていたものの、やはりそれではいけないんだと。
「いけない」理由とは、つまりなんでもないことで、これは脳によくない。
世間一般に書くことの理由は人それぞれなのでしょうが、筋トレに続いて「脳トレ」にはまりつつある私は、その一環として書くことは、なかなか脳のはたらきにいいことのようです。
そういうの意識してやってるとどうなるのか、これもまた自分実験なのであります。
いのちの値段
というと仰々しいが、5月12日に首都ネピドー/ヤンゴン間で大型バスで事故発生、乗客44人のうち14人が死亡という痛ましい事態。
で、その死亡保険なのだが、どうやら政府関連組織が保険のアレンジャーだったらしく、新聞1面に財務大臣が責任者なる人に保険金を渡す写真が掲載。
そしてその額、一人45万円。。。
うーん、やはり考えものだな、この国の交通事故は。
今度、君を保険会社の社長らに紹介するよ、と偉いボスから言われる、またまた、何か起きる予感がしないでもない。
まず、女の子に渡してよ
お土産をいくつか買ってきた私は、同じ部屋にいるミャンマー人若手男子に、この中から1つ選んでちょうだい、と言う。
そしたらなんと、向こうの席にいる女子を指し、レディーファーストにしてよと言うじゃありませんか。
かくいうそのご指摘はもっともなんですが、実は彼がいない間に既に彼女に渡しているのです、ということで彼は受け取る。
軍事政権だったからとなんとなく男子中心社会かと思いきや、少なくとも金融の世界では女性の社会進出は日本よりも進んでいる。
そして彼が若手でややキザでおしゃれな感じではあるものの、そんなささやかな気遣いができるミャンマー男子に、私はこの国も紳士な考えが浸透していくんだなぁと感じるわけです。
ロジックの提供
あ、けどそれは厳密には私たちじゃできないから。。
とルールと立場に縛られるのが世の常ながら、それを超法規的に乗り越えられるのが、また外人の醍醐味。
やりたいこと、正しいことがありながら、今の立場では難しいニーズをどこまで聞いて届けることが大事なんでしょうかね。
こんなロジックでとおす方法もありますが、と伝えたときの驚きの顔は、なかなかしてやったりであります、なるほど、正面突破で画一的なことしか見えないときに、横から裏技を提供することはまた、彼らに実現の選択肢を増やすことになる。
あんたは要領がいい、と人生の批判を受ける一因でもあるのだけど、それもまた、個性ということで。。