ヤンゴンインターナショナルマラソンを走りきる
いやー、走った走った、第2回ヤンゴン国際マラソン。
私の人生にとっても2回目のマラソンである。
天気は晴れ、というかこの時期のヤンゴンはずっと晴れ。
暑いので、スタートは午前5時。皆、寝不足で集まる。
主催者側がレース前のアナウンスで、フルマラソンは360人、外人は120人といっていた。かなりの小規模である。
さて、スタート同時に勢いよく飛び出したのは、おそらくスポンサーのはちまきをつけた、広告役とおぼしき中高生およそ50名。
きっとあれはサクラだ、だからまじめに申し込んだは300人ぐらいしかいないはず。
けどスタート地点にいたのは200人もいなかった。。気のせいか。
さて、当方は過去の唯一のマラソンで30kmを過ぎて急に足が止まるという苦い経験の持ち主なので、とにかくちんたら走ることを心掛ける。次第にサクラ連中も追い抜いて行った。
コースはおよそヤンゴン市内をぐるっと一周なのだが、激しく汚水のにおいがきついところ、道路がでこぼこ、などなど。
へー、こんなところあるんだと、イスラム圏が集まる地区だったり、貧困地区なのか激しいハリボテの家がある地区をとおったかと思うと、きれいなヤンゴン大学のキャンパスや、インヤレイクのほとりなど。このインヤレイクのほとりはかなりキレイだった、既に30km近かったが、一気に気分が回復。
残り10km近くでは既に9時を過ぎているので、車のとおりが激しくなる。
一応の交通整理が見られるが、走っているすぐ横をびゅんびゅん車がとおる。
おそらく渋滞で気分がいらついているのだろうか、本当にランナーすれすれを走る車もいる、正直身の危険を感じた。
しかしそれ以外のヤンゴンの皆さんは、早朝から温かくランナーを迎えてくれる。
本当にせまい、ローカルの地区におばあちゃんから小さい子どもまでが集まって道をつくってくれ、笑顔で励ましてくれるなど、心地いい。
ここヤンゴンではまだランナーとか、マラソンとかは珍しいのかもしれない、そんな中でもああやって見知らぬ外人を笑顔で応援してくれるというのは、素晴らしいものだなと思った。
てことで力を押さえたかいもあり、無事に走りきる。
気づけば4時間30分をきっていた、当然ながら、自己ベストである。
おまけにヤンゴンの街の風景から雰囲気からいろいろな地区を見て、そしていろんな人たちと挨拶したりハイタッチしたりと、なんとなく、この街に受け入れられた気がした、そんなヤンゴンマラソンなのである。