梅原猛、日本仏教をゆく
いわずと知れた仏教大国のミャンマーに住むからには、仏教を勉強しなければいけない。
と思い立ったのはいいものの、よくわからんので結局日本の仏教を学ぶ、梅原猛にかけこむ。
聖徳太子にはじまり、仏教を中心とした歴史が明治までかけめぐる。
ああなるほど、この国の長(天皇、将軍)てのは、常に仏も見ながら政治をしてきたんだな、と思い知らされる。
そういうのを読むと、あながち、首都をネピドーにしたのは占いですよ、なんてのも別に笑っていられない、日本も大まじめだった時代があるのだから、ミャンマーがそう考えてもおかしくない。
アフリカとかには現代でも平均寿命が40代の国があるようだが、日本の高僧は1000年以上前から80、90歳まで生きるのもザラなんだなと。
長寿だから伝説となったのか、どっちがどっちか分からないが、とにかく日本人てのは長生きだ、行基は82歳、親鸞は90歳ですと、1000年前の人たち。
人間てのは、体力は進歩しないものなんですな。