ミャンマーに、いつかの日かスタバを。。

ミャンマーの財務省に勤務しています。この国にスタバの勉強スペースが欲しいです。

ロンジーはどれも長さ同じ

ネピドー業務では民族衣装ロンジーを着用している私であるが、何かとフォーマルな場もあるので、ここはいっちょシルクロンジーでも仕立てるかと、マーケット。

 

決めたと思ったらいきなりチョキチョキ切り始めたので、ちょちょい、何しとっと、と指摘すると、このロンジーは二人分だから半分に切るんだと。

けどこれじゃすっぽりはまらないじゃん、と言ったら、あら、端を縫って欲しいのね、了解と。

 

さて、出来上がりは見事に短い、これじゃ巻いても結べない。

 

さっそくクレームすると、ロンジーの長さはどれも一緒だからそんなことない、と。

いやはや、おれ、自分で持ってるし、他のはこんな短くないし、と言っても応じない。

代えろ、新しいの用意せよ、といっても応じない、くっそー、こういう強情なミャンマー。

 

結局じゃぁこんな短さでもきれいに結べるように教えてくれ、とし、そこらへん歩いてるミャンマー人のお兄ちゃん、すいません。しかし外人だからこういう無礼許してください。

お兄ちゃんとっつかまえて何度もご指導あおぎました。

 

やれやれ、ロンジー道も先長し。

 

あなたはプリンス

会合にて、某おばちゃん某副総裁に自己紹介す。

 

その前には、ちょこっとながら、御前プレゼン。

 

休憩時に「はじめまして。。」とご挨拶。

何か名前が気になったのか、正しい発音を教えて、と何回か名前を連呼。

 

会合の全部を終え、再度挨拶に伺うと「You look prince.」

 

うーん、まぁ悪意はなさそうなので、単に気に入られたと前向きに理解しましょう。ん、単におれが若いのか?

 

やはり人間関係も重要なこの種の集まり、また心労も多し。

 

 

 

ティンジャン 2014

ミャンマー正月の前に、この国は世界に水をかける、かけまくる。

通称水かけ祭り、ミャンマー語でティンジャン。

 

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街全体に水かけスポットを設置。

そこを車や人が走ります。車ってのは、荷台に人が乗り込み、そこめがけてホースで水をぶっかけるてこと、ものすごい勢いのホース。

 

スポットには舞台もあり、そこではミャンマー民謡からミャンマーレゲエ・ラップがポンポンポンポンと大音量で生ライブ。

そんな大音量の中で、40度ちかい炎天下のもとでホースで水をぶっかけるのだから、人々のテンションもマックスである。

 

街のいたるところ交通閉鎖、大渋滞。

タクシーに窓がないことが一般的なこの国では、タクシーの中は運転席からシートまですべてビニールで防御。というか、そこまでして営業しているあなたはえらい。

 

歩いていると、それ見つけたと集団が襲ってくる、片手に、水がはいった桶をもって。

そう、ホースだけでない、一般国民すべてが凶器、犬も歩けば水かけられる。

お店はすべて閉店、まぁ、水浸しになるだけ。

 

そんなこんななので、多くの日本人はこの国から脱出する。私もこれから脱出する。

まぁ、一度だけでいいや、けど、一度ぐらいはいいや。

ミャンマーの、貴重な文化だから。

 

みんがらー・にって

新年の挨拶で使うらしい、日本でいうと、新年あけましておめでとうございます、といった感じか。

 

ミャンマー正月は4月17日につき、来週は一週間この国はお休み。

お店も全てしまるらしいので、最近のスーパーの賑わいのこと。

ほとんどの在留日本人は国外退避、この機会に一時帰国なんて人も多い。

 

日本も最近は元旦からセールなんてやってるが、ついこないだまでお正月てのはどこもかしこも休んでいた気がする。

そんなもんでいいんだよ、誰かがイチ抜けすると、それを機にまたみんなが忙しくする。

 

当然ながらミャンマー政府も閉店。

と思いきや、この時期使ってじっくり文章書くんだと、私ははたまた感心してしまいました。

ふだん忙しすぎるお偉いさん方、どうかお正月ぐらいは休みましょう。

 

民主主義の成果

 

とある大統領側近との面会に成功す。

 

この国に民主主義をもたらし、貧しい人々の生活を豊かにすることを常に第一に考えていることがひしひしと伝わってきて、感銘を受けた次第です。

 

自分の立場を分かりつつ、周囲をコントロールし、目指す方向へ導いていく、そんなことを個人パワーで成し遂げようとしてんだから、すごい人物ですね。

 

一体果たして、どうしてこういう人が軍国主義の国から生まれるのか、またそんな人がここまで出世できるシステムなのか、とっても関心が生まれたり。

 

スーチーさんと憲法問題あれこれ、国勢調査と少数民族問題あれこれ、批判も浴びること多々あるこの国では、こと経済政策についてはオープンマインドな人々が集まっているものなのだろうか、まぁしかしそんな政権内にも内部対立が垣間見えたりと。

 

物腰優しいその瞳の奥に自分の理想を求めるその仕草に、ミャンマーて国も懐深いね、と思ったりもするのです。

 

いくつかの国には、証券取引所がない

 

本年ASEAN議長国のミャンマーにとって、ASEAN関連会議は一大イベント。

 

首都ネピドーにて4月5日に開催されたASEAN財務大臣会合、当地紙New Light of Myanmarが報道するところ、参加したマレーシアの財務大臣コメントとして「ASEAN各国の発展度合いは異なっており、新しいイニシアチブが必要だ、いくつかの国には証券取引所がないしね」とのこと。

 

ASEANで取引所が必要でまだ持ってない国なんて、ミャンマーぐらいしかないんですがね。

この新聞が政府広報紙的な扱いをされている状況からして、おそらく、ミャンマーの証券取引所の設立もASEAN会合中に話題となったのではないでしょうか。

 

ついでながら、域内金融市場統合についで、資本フローの管理などもASEAN地域共有の問題意識としてあげられたとのこと。

 

だから、早く当局を設立して市場行政の育成が必要なんでしょね。

 

あなたの問題は、わたしの問題

言ってみましたよ、ドラマにも出てきそうな、このセリフ。

 

まぁしかし実際そうである、みなさんのお悩みにのるのが職務でもあり、またそれだけの逼迫感がないと寄り添えない。

 

なんの気兼ねなしに出てきたこの言葉、それだけ悩み深いことも、なんとなく分かってくる。

 

はてさて、それをちゃんと和らげないといけませんね、解決しないといけませんね、その術を模索する日々。